1年前ぐらいのこと、店で鹿肉使わへん? と話をもちかけられました。
当時は仕事受けすぎて手一杯だったので流して終わってしまったのですが、要は捕獲した鹿肉の食肉利用の話でした。
実は害獣指定。鹿による被害を学び共生を考える
鹿といえば奈良公園で呑気にせんべいかじっているイメージしかないのですが、鹿による農林業被害は甚大なものらしく各自治体の悩みの種なのだそうで、れっきとした害獣指定動物なのだそうです。
ここ兵庫県でも鹿による農林被害は年間およそ3億円にのぼり、これは全体の4割近い数字なのだとか。(文末の兵庫県HP資料による)(← HP改変にともない削除されたようです。)
農林被害以外でも、森林生態系の破壊(若芽を食べてしまうから)や自動車事故などの生活被害が多いのだそうです。
神戸にいると、害獣の被害といえばイノシシとアライグマぐらいしか思いつきませんが鹿も結構なものなんですね。
あの方々も生きているだけなので人間の傲慢には違いありませんが、そこは置いておきましょう。
で、捕獲した鹿を革製品にしたり食材として利用したり色々努力されているらしいのですが、今は知名度がほぼゼロの状態ですね。
食材関係でちょっと調べてみましたら大手の食品メーカーさんなどが捕獲鹿を利用したハムなどの加工品を作っているようですが、私も知りませんでしたし大して普及していないのでしょう。
文鹿祭
概要はほとんど書いてしまいましたが、こういった鹿の生態や被害実態をきちんと知ってもらい、また鹿料理や革商品の出店ブースで、直に鹿を体験してもらおうというイベントが「文鹿祭」という試みです。
日時は 2月26日(日)午前9時から午後4時半まで相楽園にて。
入場チケットに1,000円必要ですが、相楽園の入場料とワンドリンク代込みらしいので無料みたいなもんです。
今回私は勉強しにいくほうなので鹿料理をふるまっているわけではありません。
関連団体のホームページがどこもかしこも不親切過ぎて、入場チケットは前売りで買わないといけないのか、どこで買えるのか、当日でいいのかすら何も分かりませんでしたが、
私はお世話したりなったりしている「はな鍼灸整骨院」さんにて前売りチケットを買いました。多分まだ持ってると思うので「ゆうりのブログで鹿の話を見た」とお尋ねください。
当日私は11時頃に出没する予定としております。
という訳で、文鹿祭のご案内でした。
ではまた。
参考
非常に分かりにくくて腹立たしかった関連団体様HP。 と兵庫県HP
ひょうごニホンジカ推進ネットワーク
兵庫県農政環境部環境創造局自然環境課
兵庫県シカ管理計画の概要 (pdfファイル)
兵庫県HP改編にともないファイル削除されてしまったようなので、代わりにこちらを↓
第4期シカ保護管理計画(PDF:10KB)