今回は個人的な備忘録です。
今日は七十二侯で言う「半夏生(はんげしょう)」 夏至の末候です。
「半夏生やからタコ買わないと!」 て話を魚屋さんと話していた際にふと気になり、
調べてみると半夏生に蛸を食べるのは近畿地方の一部のみらしいですね。
鯛と蛸で売ってる町・明石はさすがに精一杯キャンペーンやってます。
「半夏生たこまつり」(明石観光協会) https://www.yokoso-akashi.jp/news/443
今までの私の知識は、
・「半化粧」と呼ばれる植物が色づいてくる頃
・蛸の八方に伸びた足と吸盤にあやかって、作物が大地にしっかりと根を張るように、という祈願
ということのみだったので、今回しっかりと調べてみようかと。
半夏生とは?
(半化粧 (正式名称はカタシログサ(片白草)だそうです)
昔からある暦や祭りというのは、ほとんどが農耕に関することですが、半夏生も然り。
「天から毒気が降ってくるから前日の晩から井戸に蓋をする。」 とか、
「毒気にあてられているからこの日とれた野菜を食べてはいけない」 とか、
「”ハンゲ”という妖怪が出てくるから畑に出てはいけない」 とか各地いろいろ伝承があり、
関西では蛸を食べますが、香川県では収穫した麦でうどんを打ち 田植えを手伝ってくれた人らに振る舞う。
福井では焼きサバをたべて疲労回復・体力をつける などなど。
要は、
雨が激しくなってくる半夏生までには田植え・作付けを終わらせて、この期間はゆっくりとしなさい
ということと、
手伝ってくれた方々への感謝、雨で作付けした種が流されないようにという祈願。
そういった意味がある雑節のようですね。
半夏生が過ぎれば小暑。
もう「暑中御見舞い」の頃ですよ。本当に早いな〜 ってつくづく。
このへんは今年全く雨が降らないので、店先にはすでに風鈴の音が響きわたっていますが、
今日は蛸を食べて(売り切れなければ。。)夏に向けてしっかりと疲労回復につとめたいと思います。
ではまた