台風一過
すっきり晴れ空とはいかず少し霧がかっておりますが、どうにか雨は上がりましたね。やれやれです。
まずは唐突にツバスの写真

今日の話はツバスではなくハマチについて。
ツバスってのはハマチの小っこいやつ(松山では「ヤズ」)ですが、私が神戸の某割烹店で和食の修行を始めたとき、ものすごく悩ましいメニューがありました。
それが「天然ハマチ造り」
私の実家では、ハマチ=養殖のブリ という認識です。ハマチに天然なんてないのです。ハマチといえばイコール養殖なんです。
なので、
天然のハマチ とは何ぞや
このメニューに本気で悩みまして、恥を忍んで当時の店長に質問。
ひじょ~~~~に無口な店長だったのですが、事細かく説明してくれてスッカリ解決。
まず、
①ハマチは出世魚なので名前が変わる
稚魚を「もじゃこ」と呼び、そこから「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「ブリ」となる。
出世魚なのはさすがに知ってました。
*ちなみに これは関西バージョン
②地域によって名前と大きさはマチマチで一致しない。
カサゴをガシラ、ヤズをツバスって呼ぶぐらいなので、そうなんだろうなと何となく思っていましたが、大きさも違うとは知りませんでした。
③養殖ハマチをブリと呼ぶ地域がある(主に四国)
当時ブリの養殖が始まった頃、ハマチぐらいの大きさまで育てて出荷していたので、養殖ブリを「ハマチ」と呼んでいる地域がある。
なるほど!!!
ハマチ以外にも愛媛・神戸の魚の名前違いで混乱することは多々ありましたが、この「天然ハマチ」が一番でしたね。
今回、あらためて調べてみたので最後にご紹介。

これだけ違ってたら覚えきれんな~
ではまたです。