前回の続きです。
いつもは具体的な銘柄を決めずに日本酒を買いに行くのですが、昨日は珍しく決めてから行きました。
「今日は福寿(神戸酒心館さん)の生酒にしよ♪」
で、いざ地下の冷蔵室へ!
???あれ???
無い……
入荷待ちなのか何なのか、とりあえず見当たりませんでした
たまに決めてから来るとこのザマです。
で、止むなく他を物色することに。
隅から隅まで1本1本見て行ってると、見慣れぬ一升瓶が足元に。
しかも残り3本しかない
『夢はかなえるもの 時間は作るもの 人は信じるもの』
このラベルに心ひかれました。 こんなラベル買いもあるもんなんですね(゜∀゜*)
もともと大した経験値がある訳ではありませんが、初めて呑むお蔵さんです
大阪府阪南市の浪花酒造さん ¨浪花正宗 なるこ純米原酒¨
精米歩合は70% 米は明記されてませんね。アルコール度数は17から18
どんなでしょう?
蔵の名前なんかでなく、「美酒」と書かれている・・w
開栓と同時にふわっと香りが立ちます。強いて言えばメロンっぽい蜜な感じがしますね
買うとき、ガッシリした味かと勝手に想像してみたのですが、丸みのある味わいです。
口に含むとピリッと酸に包まれた、少~しだけとろっとした林檎っぽい爽やかな甘味を感じつつ、喉ごしはキリッと再び酸と少しの苦味が引き締めてくれます
何となく、この酸味は早い日数で落ち着きそうな予感がします。
かと言って、だれた感じが想像しにくい味です。
どんな変化を見せるのでしょう?
ちょっと楽しみです(*^^*)
昨夜帰宅後、ちょっと調べてみました。
浪花正宗ホームページトップ・・
こんな自信満々なホームページも珍しい。。失礼ながらついつい笑ってしまいました
生憎、この「なるこ」(ちなみに現杜氏である成子氏の名前から来ているのだと判明)については全く分からなかったのですが、コンテンツ豊富な楽しいホームページでした。
ネット開いたついでに、画龍点睛の木村酒造さんのことも調べてみました。
今まで敢えて検索しなかったのですが、どうやら昨年12月下旬に櫻正宗さんに営業譲渡したらしいですね。
”酒蔵の門が閉まっている” とのことですので製造も全て譲渡したと見て良さそうです。
一部銘柄は継続して櫻正宗さんが造っていってるようですが、無くなったものもあるようです。
さびしい話です。
検索したとき、どこかのブログにあった文章で締めくくりたいと思います。
「 1758年創業の歴史ある酒造がなくなるなんてさびしいです。
おいしい純米酒を作っていたんですがね。 (中略)
最初に口にするのが口当たりのいい純米吟醸酒なんかだとまた違った結果になると思うんですがね。初心者がいきなり安いカップ酒を飲む。そこに日本酒の悲劇があると思いませんか?」
フランスのボルドーでも経営難の蔵()が多いそうです。
良い物を作っているだけではいけない。。それはワタシも同じ立場です。
色々と考えさせられる事柄でした