「日本酒紹介その1 八重垣純米」に引き続き、日本酒の紹介記事です。
今回は宮城と山形から1本ずつ。どちらも東北ですが太平洋側と日本海側。
では早速いきましょう。
金龍 特別純米熟成生酒

ラベル無し。肩に札がかかっているだけという無愛想な見た目です。
人によって意見は異なると思いますので、この金龍は「すっきりした甘さで飲みやすい酒だ」と思う方もいらっしゃる筈ですが、あくまでも私見でつらつらと書きます。
味はすっきりとして飲みやすいのですが、横幅があるというかコクがあると言うか。
飲んだあとの余韻が心地よく感じます。
熱々の燗につけずに、ぬるめの燗につけると甘みもほどよく膨らみます。
秋の夜長にしみじみ飲みたくなる味ですね。
揚げ出しのような、出汁をきかせた料理と一緒にやりたいです。
日本酒に不慣れな方でも、結構いけるんじゃないかと思います。無理強いはしませんが。
一ノ蔵酒造 /宮城県
https://www.ichinokura.co.jp/
大山 特別純米番外品

急冷することで味の変化を最大限に抑えたフレッシュな味わい だそうです。
それが、「番外品」の意味するところみたいですね。
一口目の感想は「これは何だ?」でした。
説明しがたい旨味です。
何でしょうね。。甘みの少ない蜂蜜みたいな印象です。不思議な香ばしさです。語彙の貧しさが悔しいです。
あとには涼し気な辛味を感じます。
濃い味付けの料理でもすっきり流してくれそうです。
加藤嘉八郎酒造 /山形
来月頭には、「ひやおろし」の試飲会に行ってきます。
秋になって、たっぷり旨味をのせた酒。楽しみです。
夏には夏の、秋には秋の日本酒の楽しみ方。