ここ数年、紫陽花を刈り取る勢いで暴れ狂う梅雨が多かったように覚えているのですが、今年はずいぶん控えめに降る雨が多い気がします。
紫陽花も程よく湿って綺麗です。雨雲も反省したのかも知れません。
「梅雨の雨を飲んで美味しくなる」なんて言葉もありますが、いよいよ鱧(ハモ)もシーズンイン。 今年も毎日ハモばかり捌いています。 ご注文くださった皆様方、誠に有難うございます。
まだお召し上がりでない方はぜひ一度お召し上がりください。
さて、以前にも同じタイトルで2種類の鍋の違いを説明したことがある(「鱧すき鍋と鱧しゃぶ鍋の違い」)のですが、依然として「はもすきと鱧しゃぶはどう違うのですか?」と尋ねられることが多いので書いておきます。
前回と内容重複する部分もありますが、おさらいがてらご笑覧ください。
はもの厚み
分かりやすいかなと思って写真を撮ってみました。 一キレあたりの重量としては、「はもしゃぶ」用が「はもすき」の半分から1 / 3ぐらいです。
しかし、はもしゃぶはあくまでも「しゃぶしゃぶ」なので、身を開いてお届けしていますので余計に少なく見えるかも知れません(どちらにもハモ1匹分丸々使うので全体量は同じです。)
この厚みの違いは食感や味にも影響します。
はもしゃぶ は薄いだけにすぐに火も通りギュっとしまった身質、お付けしている梅ポン酢と相まってさっぱりした味わいに。
はもすき は、ある程度出汁で煮ることになるので柔らかくふんわりした食感、出汁の旨味を吸ってコクある旨味に。 個人的には「はもすき」の方が好みですが、こればかりは人それぞれです。
出汁も違います
はもすきも食べたいけど はもしゃぶも食べたい、、とお悩みの方がよくたどり着くのが「両方注文して、1つの鍋で二種類味わえば良いのでは?」というもの。 実際、この質問結構多いです。
ベースは同じ「はもだし」なので出来ないことはないのですが、2つの鍋セットにはそれぞれ違う味付けをした出汁が入っています。
強制は出来ませんが、鱧すきは鱧すきの出汁で。鱧しゃぶは鱧しゃぶの出汁でお召し上がりいただきたいところです。
非推奨ですが、どうしても1つの鍋で両方食べたいときは鱧すきの出汁で統一された方がよいと思います。(まだマシという意味で) 鱧しゃぶ用の出汁で鱧すきを作ると多分びっくりするぐらい美味しくありません。
はもの刺身はないのですか?
趣旨違いですが、こちらも稀に質問あるので書いておきます。
生のはも、お造りと呼ばせていただきますが、はものお造りは当店では扱っておりません。
お造りで食べられる鱧、要するに「骨きり」ではなく「骨抜き」した鱧ということですが、提供しているお店は全国でも数軒しかなかったと思います。 通販ではさすがに無いと思います。
刺身 = 湯引きのはも という意味なら、お送りした鱧でもお作りいただけます。 備考欄にでも一言その旨を添えていただければ作り方もお教えしますのでお気軽にどうぞ。
ほかにも疑問がございましたら可能な限りお答えしまうのでお問い合わせください。
ではまた。
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