今日は空いた時間に鱧の佃煮を作ろう! と思ったのが昨日のこと。
こないだ買った実山椒と、佃煮用にいつもよりちょっと大きめな鱧を仕入れていざスタート。
鱧と実山椒の佃煮作り

まずは鱧の重さを量り、”鱧の重さ × ◯◯% ± 経験知 ”の式に当てはめ、醤油や玉酒、上白糖などなどの量を暗算していきます。
『えーと、上白糖は 32g っと。。』と思いながら、何故か 320g の上白糖が鍋の中へ。
料理の基本、「さしすせそ」(砂糖/塩/酢/醤油/味噌(ソース))は、調理の際に入れる順番でもあります。意外と知らない方多いので、ついでに書いておきます。
砂糖を入れるのは一番初めです。
さて、10倍の上白糖を入れてしまったことに気付いたのは既に鍋が沸騰してアクをとっていた時。
時は既に遅すぎ。
しかし、もしかしたらこっちの方が美味しくなるかも知れない・・!
という謎理論(基本的にいつでも前向き。)にのっとり、延々2時間 佃煮と格闘。
そして出来上がり。

- 上白糖が多かった分、味醂を少なくしたから艶が出てない。
- 上白糖に邪魔されて上手く醤油が入らなかったから色が薄い。
- いつもより少し炊き時間が長くなったから(味付けに手間取ったので)身が崩れそう。
と、見た目からして不安しかありませんでしたが、『否、怪我の功名というじゃないか!』 と一口試食。
激甘。。。
見事失敗。
まぁこんなこともありますよ・・
猿だって木から落ちるんですし。。
今年は申年ですし。
申年は大きな事件や、旧来の価値観をひっくり返すような出来事が多く起こる年なんだそうですよ。今年がビッグニュース続きなのはそのせいなんでしょうか。
それよりも、お取り寄せ部で販売している「鱧と実山椒の佃煮」には、こんな失敗作は入っていませんのでどうぞご安心ください。

ではまた。